もみこみ温灸とは多くの慢性的な症状は血液の流れが悪くなります。 血液の流れの悪さはコリを生じ冷えを伴います。 冷えにより更に血液の流れは悪くなります。 この冷えのデフレスパイラルに対して これまでの治療法は温めたり 筋肉を緩めたり それぞれ単独でアプローチするものでした。 もみこみ温灸では温灸により温めると同時に 熱をもみこむ事により 身体の芯まで熱を通し 身体をほぐしていきます。 これにより長い時間の効果が期待できます。
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多くの温熱療法は皮膚の上に照射したり温熱器具をのせたりしますが熱刺激が入るもののそこには熱を動かす概念は存在せず局所的に温めてるに過ぎません。 |
一般的な筋肉の疲労のみの場合はやや強く揉まないとコリがほぐれないこともあります。しかし冷えやムクミが原因の症状は強く揉むことよりもリンパの流れを良くする軽い刺激のほうが効果があることがあり、 |
多くの灸治療では少なからず皮膚にお灸の跡を残す事が少なくありません。 当治療室のオリジナルであるもみこみ温灸では、皮膚の上に直接艾(モグサ)を乗せることはないので火傷やお灸の跡を残す事はなく、より安全で快適な温灸療法です。 |
お灸に使われる艾とはヨモギの葉っぱを生成したものです。 ヨモギは自然界の植物の中でもっとも燃焼温度が低いと言われ古代中国から使われてきました。 電気や機械で温める無機的な熱さと違いゆっくり優しくじんわり温めヨモギの成分も浸透させる事ができます。 |
従来の灸治療は狭い範囲でしか温める事しかできませんでした。 もみこみ温灸により大きな経穴経絡の流れにそって温めることが可能になります。 そして冷えやコリに関連する経穴(ツボ)も同時に温めていくことにより血液を温めリンパや経絡の流れを良くします。 |
体温が一度上昇すると免疫力が5倍以上あがり、 体温が一度下がると免疫力が30パーセント下がると言われてます。 身体を温めることにより免疫力があがり副交感神経が優位なります。 副交感神経が優位になると心も身体も安定します。 |
~もみこみ温灸ができるまで~
古今東西多くの病には温熱療法行われてきました。 日本でも灸療法として「やいと」と呼ばれ 古代中国より伝わり江戸時代から使われていました。 「灸をすえる・・」という言葉にもあるように お仕置の言葉に代用される位 熱いというイメージは払拭でなきなく 高い効果があるにも関わらず普及せず 例え使われたとしても火傷の危険性や 長時間使用するには煙や匂いが耐え難いものでした。 近年煙や匂いがでない艾(もぐさ)が販売されるようになり 長時間使用できる可能性が大きく広がり 多くの経験の中から按摩の手技と融合させると 温灸の熱が長時間にわたり効果が発揮できるようになりました。
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一般的な灸治療との違い
直接のせるお灸 |
温
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もみこみ温灸 |
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熱感 |
熱い |
一定してない |
温かい |
範囲 |
経穴(ツボ) |
ツボ周辺 |
経絡経穴 |
心地よさ |
ない |
一定しない |
一定してる |
持続時間 |
一瞬 |
2~4分 |
15分以上 |
跡 |
残る |
残らない |
残らない |
匂い |
少ない |
ある |
ない |
煙 |
少ない |
ある |
ない |
熱持続効果 |
△ |
○ |
◎ |
熱の浸透 |
× |
○ |
◎ |
~サーモグラフィで冷えを確認できます~
当治療室では視覚的にも確認しやすいように簡易的なサーモグラフィを備えてます。 ご希望があれば毎回測定することも可能です。 施術直後に変化が出るのは当然の事として測定は行いませんが、 施術前の体表面の温度の分布の違いは施術を行う上でも参考になります。
画像のように慢性的な便秘の方で左の下腹部が極端に冷えてる事も珍しくありません。
※サーモグラフィは測定しても人体には影響はありません。 |
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